Audio I/fを買い替えました。その2

Audio I/fを買い替えました。 の続きです。

  1ヶ月半ほど使ってみて、TASCAM US-2x2君のクセがちょっとずつわかってきました。長くなりそうなので、続きは追記から。



音質


 と、その前に、うちのモニタリング環境は、US-2x2のラインアウトからソニーの古いマイクロコンポに接続、そのヘッドホン出力よりPioneerのSE-M390で僕の耳、となっています。US-2x2にもヘッドホン端子がついてますが、こっちは音の確認用途のみ。マイクロコンポでかなりドンシャリブーミーな音になっているので、かなり偏ってますよ、っていうことをお断りしておきます。比較対象としては、Rolandの生産終了品PCR-A 30です。

  率直な感想としては、まず音の重心がかなり違います。PCR-Aは低音、US-2x2は高音。PCR-Aもかなりハイが出るんですが、US-2x2のハイはかなり粒度が細かく、しゃきっとシャープな感じ。やや冷たい印象もあるので、この辺りはかなり好き嫌いが別れるかもしれません。ただ、音楽スタジオの音はこういったフラットから高音よりの出音が一般的だそうです。PCR-Aではないですが、QUAD-CAPUTUREとかも、そんな傾向があるようです。J-POPを聴く分にはRolandの方が迫力がありますが、洋楽(というか最近のアメリカの音楽)だと低音がうるさすぎる曲もかなりクリアに聴こえます。
 あと、後述のfoobar2000の設定かもしれませんが、PCR-Aの時よりも、定位感が良くなっている気がします。また、ネイティブの24bit/96kHzのflacとかを再生した時の、音の繋がりが滑らかに聴こえるような気がします。

ASIOのレイテンシ


 正確な数値は出せませんが、うちの環境のようなロースペックな環境でも、バッファサイズ256sampleの設定時、20~30ms前後で安定しています(もっと下げられるかもしれない)。
 僕の場合、歌録時にVSTeとかをオンラインにして使うことはまずないのですが、シンセとかを鳴らすときに、今まではかなり妥協していました。PCR-Aの時はこの辺りの設定が大変で、どうやってもレイテンシを60ms~80msくらいまででかくしないとすぐオーディオが落ちてしまっていたんですが、そうなるとなんのためのASIOドライバかわからなくなってきます。こういうところは新製品はいいですw。あの重いIndependence Freeもちゃきちゃき発音してくれます(時々音飛びするけどw)。

foobar2000とWASAPIで幸せになれた


 PCR-Aの時はなぜか動かなかったWASAPIコンポーネントがまともに、そして安定して動作するようになりました。SSRC XとNoise Sharpeningで。
おめでとう俺、ありがとうTASCAM、以上。


不具合?


1. OSを再起動するとデバイスを認識しない。

一見致命的なんですが、ハイバネーション(休止モード)からの復帰では問題ない。USBを抜き差しすれば問題なく認識する。

2. サンプリングレートを切り替える際に、最初の音が歪む。

数秒で復帰し、正常な音になるので、これは仕様なのかもしれない。どうやらASIOドライバとWDMドライバが共通な模様。

3. Razer Surroundでデバイスを有効にすると、ASIOドライバが消える。

これも不具合というか、そういうものなのかもしれないですw。PCR-Aの時は別々に使えたんですが...。


 ファームもドライバも最新のを入れてあるんですが。ネットでググってみるも、まだ新しい製品であるためか、現状では個人のレビューやらが殆ど無いです。ちょっと古い記事だけど、藤本健さんとこぐらいですねw。そもそも、うちのパソコンがWindows 8.1Updateといってもハードウェア的にはかなり年季入ったシロモノなので、そのあたりが問題なのかもしれない。あと、音楽専用に使っているわけでなく、ゲームしたりビデオ再生したりもするので、何が原因かを特定しづらいというのもあり。Razer Surroundをアンインスコすればいいじゃんとかは決して言ってはいけない。

2015/03/25 追伸
 TASCAMからUS-2x2の新しいドライバがアップされています。ASIOからWDMに切り替えた時に応答不能になっていた不具合が直っているっぽいです。

 そんな感じで、今年はバリバリ音楽をするぞ!と勢いづいた先から、体調を崩してしまい、なんか腰も痛めてしまい、SONAR X3 LEをじっくりと弄れていません。その辺も追々で。

なのでまだ、続く...かもしれない。
 

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