AKAI MPK mini MK2ってのを買った。

▲これ、ね。

 ずっと気になっていたので、自分への誕生日プレゼントのつもりで買いました。入力用のキーボードは古いローランドの76Keysと、これまた古いローランドのXP-30っていう61Keysのシンセサイザーがあるんですが、前者はサスティンペダルの反応がおかしい後者は何も触ってないのにピッチベンド情報が送信されるし、さらにバーを上げても下げてもマイナスの値が送信されないっていう...(涙)。XP-30は、古いとはいえ立派なシンセサイザーなのでアルペジエータ機能がかなり遊べるんです。仕方ないのでSONAR側でピッチベンダーのMIDI入力をOFFにして使っているんですが、なんとも。
 以下、雑感です。



外観

デザインはいかにもAKAIって感じで赤い(違う)。パッドとかボタンがぴかっと光るので、こういうの好きな人にはたまらん感じです。ただ、ネットで言われているように、質感にはちょっと癖があって、ノブの軽さやパッドとKeyの重さに関しては、割り切るか慣れてしまうしかないです。筐体自体はしっかりとした作りなので、バンバンとパッドを叩いても揺れたりすることもないです。

機能

ベロシティ付きの25Keysと8つのパッド、8つのノブ、4軸のピッチベンド&モジュレーションコントローラ、簡易のアルペジエータなどなど、よくもまあこのサイズに詰め込んだなって感じです。
 パッドに関してはバンクがAとBとあり、ノート情報だけでなくCCやProgram Changeまでアサインできるのはちょっと凄いです。デフォルトでピッチベンドが割り振られている4軸のコントローラはXとYにそれぞれ別のCCをアサインできるので、ソフトシンセによっては2種類の音色をモーフィングさせたり、レゾ&カットオフとか、ライブパフォーマンスでも結構行けるんじゃないかと思います。

 ただ、いくつかの機能は単体では細かく設定できずにPC用のエディターソフトを使う必要があります。個人的にはオクターブシフトがあるのに単体ではトランスポーズ機能がないのがちょっと痛いです。ファームウェアアップデートでなんとかならないのかしらって思います。

操作性

上記しましたが、パッドとノブはともかく鍵盤が重い。重いというか硬いですw。なので、ドラム・パーカッションなどをスティックドラム的に演奏するのはかなりしんどいです。その代わりに8つのパッドがあるわけで、ベロシティの感度もよく、どうやら感圧しようなので、ノートリピート機能を使うとパッドをさらに押し込むことによってベロシティに変化が出せます。
 アルペジエータに関しては、タップテンポがついてるのでリズム感のある方は(笑)、流れている音楽にテンポを合わせて演奏できたりしますし、DAWのBPMをシンクロさせることもできます。ただ、このあたりもエディターソフトを使って予め設定する必要があります。とはいえ、アルペジエータとしては最低限の機能を備えていると思います。ちなみに本体だけでも大まかなスイング設定もできます。これ地味に便利ですねw。

まとめ

某密林通販店でも、このブログを書いている時点では8,500円位でぐらいですし、その価格を考えれば良くできた製品だと思います。ただ、海外製品特有の、日本語の取扱説明書を物理的にバンドルしていなかったり、ある程度のコンピューターでの音楽の知識がないと躓くかもしれません。ぶっちゃけて言えば、音楽中級以上の人がサブのMIDIコントローラとして購入するのであれば、かなり使える、遊べる製品ではないかと思います。

 さて。このMPKminiに限ったことではないですが、このタイプのUSBキーボードは、PCもAndroidでもドライバレス、バッテリーレスで動く(少なくともうちのzenfone2さんで動作するCAUSTIC 3外部MIDIコントローラとして認識して問題なく動いています)ので、音楽環境がどこにでも持ち歩けてしまう、なんとも素晴らしい時代になったものですね。まぁ僕は引きこもりなので、お外にはめったに持ち歩きませんが(死)。



おしまい。

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