AKG K240 Studio というヘッドホンを買いました。


 別に前のヘッドホンが壊れたとかではなく、音楽のミックス作業のためにいつかはちゃんとしたモニターヘッドホンが必要になるだろうなぁとは思っていました。実は、この機種を買う予定は全く無くて、いつものごとく引きこもりお布団でスマホからネットを漂っていて見つけました、これ。
 
 最新モデルでも、ハイレゾモデルでもないんですが、いわゆる音楽スタジオの定番モデルらしいです。それだけ音質も、筐体の耐久性も考えられているのだとか。そんなことよりも実売6,500円前後で買えてしまうという、え?そんな安いモニターヘッドホン大丈夫なの?っている不安もありつつ、でも地味にこれリケーブルも、イヤーパッドも交換できたり、あと、初AKGですし。

 以下は、サラッとPioneerのSE-MS5Tとの比較などなど。




外観


 重さはSE-MS5Tが割とずっしりタイプなので、それと比較しても軽い。でも、軽くても変なきしみやたわみなどはなし。材質こそプラスチッキーですが、個人的にはあんまり気にならないですw。

装着感

 SE-MS5Tはとにかく装着感が素晴らしく、縦長のイヤーパッドの質感も相まって個人的にとても心地が良いのですが、K240Sは良くも悪くもふわっとかぶる感じです。そのため、割と大音量時でも外部の音が聞き取りやすいです。

音質

モニターヘッドホンなので、楽曲を綺麗に聴かせる音というよりも、個々のパートの音をいかに鳴らし分けられるかが重要です。そのためにSE-MS5Tと明らかに違うのが、くっきりはっきりな定位感、特にど真ん中の音がちゃんと真正面から聴こえる。

低音域

量こそはそんなに変わりませんが、SE-MS5Tは明らかに出ない帯域の低音があるのですが(汗)、そのあたりも当然のごとく漏れなく聴こえる。

中音域

とにかくフラット。ミックス作業ではいいけど、音楽鑑賞向きではないかなぁ。SE-MS5Tの方が、音がカラフルですね。

高音域

さすがのハイレゾヘッドホンと謳っているだけあってSE-MS5Tの方が、かなり上の方まできらびやかに鳴らしてくれます。K240Sは、それでも一応スペック上でも25kHzまで出ると書いてあるので、48kHzのハイレゾまでならば辛うじて対応という感じでしょうか。超高音も突き刺さるほどには出ません。というか、そのあたりもSE-MS5Tとは鳴らし方が違います。

まとめ

実はまだそれほど聴き込んでないのですが、少なくともミックス作業は捗りそうです。具体的には、このK240SでしっかりとミックスすればSE-MS5Tで聴いても心地よいが、その逆はダメでした。リケーブルするとまた音が激変するらしいのですが、そのへんは追々で。そんなにお金も無いのでw。ただ、この価格帯でこの音質のヘッドホン買えるんだなぁというが正直なところです。更には、今までの自分の曲を聞き直した際に、ミックスの粗が目立って仕方ないので、逆にテンション下がってしまう程です。年末と年明けに向けて、お歌を入れている曲があるので、このヘッドホンでどうなることやら。

 おしまい。
 

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